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CAREER PLAN 02

新しいビジネス・
ソリューション
企画開発

山口 智孝

山口 智孝 やまぐち ともたか

デジタルコミュニティ事業部
第二ビジネス統括部 観光・防災推進担当

中途入社
2009年2月(正社員)
前職
システムエンジニア(2社経験)
資格
ネットワークスペシャリスト、PMP
(社内資格:シニアプロジェクトマネージャー,シニアITアーキテクト)

防災分野に関するプロダクトの企画・開発・維持を中心に、より安心安全な社会を実現するためのソリューションの企画に携わっている。デジタルコミュニティ事業部で「企画から導入を通して運用まで」に関わり、考えの幅が大きく広がった。仕事を通じ社会の「仕組み」を実装することで自己実現している。

最初の転機「やらされ仕事」から
「やる仕事」への転換について教えてください

最初の転機は、新卒で入社した企業から他社へ転職しようと活動していた時に訪れました。
ある企業の最終面接で投げかけられた言葉がきっかけです。
「君の転職理由は自分で働く(何をやりたい)じゃなくて、働かされ方に不満がある(現状の問題ばかり並べている)、と聞こえる。やりたいことができてから、また受けてみたらどうか。」

それまでは仕事に対してやらされている、とばかり思っていました。自分からこの仕事をやる、と考えるべきなのだ。その時、仕事に対する向き合い方を見直す必要性に気づいたのです。これを機に、転職活動を中止し、従事している業務を「やる仕事」へと捉らえ直すようになりました。

当時勤めていた企業は学生時代宇宙物理を学んだ私にとって希望が叶った就職先でした。人工衛星の地上システムを手掛ける企業で、設計、実装(プログラミング)、テスト、運用までの一連に携わることができました。開発で必要とされたネットワーク系の知識は、NTTデータ転職後の業務にも大いに役立っています。また、働きながら第二種情報処理技術者(現:基本情報技術者)やDBのベンダー資格などを取得しスキルアップに努めました。

仕事の中の楽しい部分、辛い部分を明確にし、それぞれに自分主体で取り組むようになれたこと。それは人生における大きな転換点になったと思います。

2回目の転機:「どう作るのか」から
「何のために作るのか」への意識変化について教えてください

最初の企業から数年後、IT企業(ハードウェアメーカーのSI事業部門)へ転職しましたが、そこで第二の転機が訪れました。
ある案件に従事していた際、お客様から「本来のあるべき姿」や「適切な運用」とは何かを問われたのです。
それまでは、システムを開発することだけに目が向き、「どう作るのか」を考えていました。しかし、お客様からの問いに、今までは「何のために作るのか」という高い視点を持てていなかった、ということに気づかされたのでした。

当時は技術方のプロジェクトリーダーとして実装仕様調整、協力会社様調整、スケジュール管理を担っていました。ITILに代表される運用プロセスを軸とし、システムアーキテクト観点での俯瞰、プロジェクトマネジメントに関する知識体系把握、システム開発における上流工程やマネジメントに関するスキルセットを要求されていたと思います。

この転機以来、①システム開発とは、お客さまにおける投資であること、②ITベンダーはコンサルティングや助言までのパートナリングを暗黙に求められていること、を強く意識して仕事をするようになりました。
単に合意した内容を開発、分析するだけではなく、システムを通した「世界観の共有」をするべきである。この気づきを得た経験は、新たな道を踏み出す転換点であったと思います。

NTTデータを志望した理由と
スキルアップについて教えてください

広い分野で、上流から下流まで、ものを作り出す、そしてやり切る、というNTTデータの特徴に魅かれて志望しました。
実は3社目となる転職先は、いったんコンサル会社に決めていたのです。しかし、「技術者」としてのスキルや想いを活かしたい、と考え直し、再度転職活動をしてNTTデータに入社した経緯があります。

現在はデジタルコミュニティ事業部にて安心安全な社会を実現するソリューションの企画に従事しています。メインは防災分野に関するプロダクトの企画・開発・維持です。

NTTデータは技術者として幅広くスキルアップできる会社です。当社は大規模システムから中小規模システムまで非常に多岐にわたる分野に携わっているからです。

実際、私は入社以来、様々な幅広い業務に携わってきました。モバイル系通信システムの提案・開発、先進技術を用いた研究事業、無線センサーの技術調査開発、IoT技術を用いたソリューション企画開発から社会実装などです。
技術的にはサーバをはじめクラウド、ネットワーク、モバイルデバイス、特小無線、映像処理やAI、組み込みハードウェア機器まで関わりました。
ある案件では、専用組込機器開発、無線通信手順、クラウドアプリ開発のみならず、高所通路への設置、学会発表まで経験しました。本当にIT企業の社員なのか?と不思議になるほどです。

このように様々な経験から幅広い分野でスキルアップできるのがNTTデータの良さではないでしょうか。
私は経験を活かし、公的資格としてネットワークスペシャリストやPMPなどを取得しました。
また、NTTデータには、P-CDP(Professional -Career Development Program)と呼ばれる社内スキル認定制度があります。私はプロジェクトマネージャならびにITアーキテクトとしての認定を受けています。

デジタルコミュニティ事業部での転機を教えてください

防災の分野で新しい商品の企画から実現まで携わった経験が3回目の転機です。
この担当には営業ポジション(技術営業)志向で異動してきました。しかし、自信をもってお客様にお勧めできる具体的な商材が無い、という現実の壁に突き当たりました。そこでテクニカル重視へと軸足を戻し、新しい企画商品づくりに踏み込んだのです。
「この仕事をやるために、新しいことをやろう!」という「実現屋」に変わった瞬間です。
防災に関する商品であったため、実証実験の実現に危惧がありましたが、諦めずに取り組んだ結果、官民連携プラットフォームにたどり着き、実現することができました。
想像を超える産みの苦しみはありましたが、貴重な経験であったことは間違いないと思っています。

今後のキャリアプラン、
どのように自己実現していきたいでしょうか

自分たちが仕掛けた仕組みを社会実装した結果として、家族や身近な人から「便利になった」「安心できるようになった」と言ってもらえることが目標です。自身の発言に重みをつけられるような仕事を積み上げたいと考えています。
また、対外PRなどのプレゼンスの向上にも一役買えるような「仕事っぷり」を見せていけるようになりたいと思います。
「技術者として仕事をするのは楽しい」と言えることは自分自身のアイデンティティとして大切です。
自分自身で手を動かし、多くの社内外の方々と意見交換しつつ、先進技術を社会実装できる感覚は、将来も維持し続けたいですね。
当社には自分の能力を上げるために時間を使える「セルフイノベーションタイム」と呼ばれる制度があります。
現在この制度を活用し、行政政策の勉強会に参加したり、官民連携アドバイザーとして活動したりしています。社会課題の理解を深めることは重要です。テクノロジーからの一方通行になってはいけないという信念を抱いています。
また、別の視点を持つことは新しいアイデアに繋がるのではないでしょうか。これからも社内外での仲間づくりやパイプ役を担える存在でありたいと思います。

デジタルコミュニティ事業部に配属され、企画から運用まで大きな流れに関わった経験から考えの幅を広げることができました。

コンピュータシステム開発の範囲にとどまらず、「どうして」「どこで」「誰が」「どう使うのか」に踏み込んだ仕事をすることにより、知らない世界を実体験しながら成長する機会を得ています。

「こういう社会にしたい」という思いをお持ちの方、当社では実現できる仕組みがたくさんありますので、ぜひご応募ください!

ともに社会を変えていきましょう!

2021年12月 インタビュー

ROAD MAP

どう働くかの転機

転職活動中に指摘され、「やらされ仕事」から「やる仕事」への発想の転換により、仕事への向き合い方を見直し

何をするかの転機

IT技術で「どう作るか」ばかり考え「目的」「現状分析と課題解決」が抜けていたが、より上流に目を向けるように

NTTデータへ転職

技術者としてのスキル・思いを活用して「作り出し、やり切る」NTTデータに技術者として応募し、入社

実現による新たな転機

自分が必要とするソリューションを自分で定義し、周囲の理解と協力を得ながら、自ら作りあげる体験をした